4月4日の東京株式市場の市況動向をご案内します。
本日は前日比で日経平均は▲172円98銭引となりTOPIXは▲12円49銭で特に日経平均は大幅安となっている。
昨日のアメリカニュ-ヨ-クの市場動向はダウ工業株価平均は▲13.01ドル安と小安く引けている。
市場では材料難の中前週末と殆ど変わらないところから寄り付いて
10時発表の3月ISM製造業指数が57.2とほぼ予想通りとなった。
前年9月以降一貫して続いたトランプラリ-による株貨の上昇が止まり、
前月比低下となったことで、市場にはやや警戒ム-ドが浮上する。
自動車メーカー各社が発表した3月自動車販売台数が年率
市場では材料難の中前週末と殆ど変わらないところから寄り付いて
10時発表の3月ISM製造業指数が57.
前年9月以降一貫して続いたトランプラリ-による株貨の上昇が止まり、
前月比低下となったことで、
合計16万5千台前後のペースを示唆し、市場予想を下回る結果となったことも、景気期待を若干削ぐ結果となった。
それを受けての東京マ-ケットは、米新車販売台数の減少などを受け、米国景気の先行きへの楽観的な見方が後退した。
これまでのトランプ新政権で新たな景気政策に期待をしていたところが、不透明感が強まったことからアメリカの株高が完全に無くなった状況から、上昇していた金融株などに売ものが出た。
外国為替市場では米金利低下を背景に円相場が円高/ドル安となる中、特に自動車が値を下げた。
それを受けての東京マ-ケットは、
これまでのトランプ新政権で新たな景気政策に期待をしていたところが、
午後になるとロシアの地下鉄で爆発事件の余波と、アメリカが独自に北朝鮮を制裁の対象とする動きも伝わり、買い材料が乏しい中で地政学リスクの高まりから警戒されて売り物中心の展開となる。
個別銘柄では米長期金利の低下を受けて第一生命<8750>
先物に引っ張られる形でファストリ<9983>
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・日経平均株価 1万8,810円25銭(▲172円98銭)
・TOPIX株価指数 1,504円54銭(+12円49銭)
・値上がり銘柄数325/値下がり銘柄数1,620/変らず67
・出来高22億6,050万株
・売買代金2兆5,741億円
・JASDAQ平均 2,978.07(▲60.37)
・マザ-ズ平均 1,029.06(▲34.22)
完全にアメリカ相場のあおり受けて、今日の東京マーケットはホボ全面安の展開となる。昨日まで期待感だけで値を上げていた東芝は三回目の決算発表延期のニュースが流れると、上場廃止リスクを警戒し一気に値を下げた。東芝は村上ファンドが仕込んでいるというニュ-スもあったことから上場廃止はないと踏んでいたところが難しい局面になってきた。
これまで大前提としてアメリカは景気が良いというとであったが、いきなり雲行きが怪しくなってきた。
日本の自動車も為替だけではなく、実際の販売台数についても影響が出始めている。
さらにトランプ政権からの貿易輸出関税についても用心が必要である。
今までは、関税や政治的なおもむきについては仕方が無いことだとしても、経済的にはゆるぎないものがあると思われていたところトランプラリ-は、そろそろ終焉を迎えるのでしょうか。
意外と共和党というのは、協力体制が薄いんだなと思われて来ました。