04月02日本日の東京株式市場の市況動向をご案内します。
本日は前週比で日経平均は+73円97銭引けTOPIXは+4円43銭で両方共に小高く引けています。
先週末のアメリカニュ-ヨ-ク市況は医療改革法案のオバマケア-の代替法案が共和党の議員の意見もバラバラで、トランプ新大統領が共和党の議員の意見もまとめる事ができなかったことから、廃案においこまれてしまい。大統領選挙戦で声高に公約を宣言していた国境税や法人税減税、新インフラ投資などの可能性もオバマケアーの代替法案がもともと国の費用を軽減するために通そうとしていただけに、大統領選挙の際の公約の実現性についても危ぶむ雰囲気があり、これから発表される経済政策についても実現可能性を危ぶむ声に押されてニュ-ヨ-クの投資かも市場動向に専念できずといったことからニュ-ヨ-クの株価は前日比▲65.27ドルとほぼ変わらずで引けた。
それを受けての東京市場だが、寄付きでは18,988円の小高く寄ったあと、一旦は18,920円くらいまで値を下げた後反転した。後場も少し小安く寄った後また少し下げ他後で14時30分後に19,000の大台を超えたところまで値を上げて大引けにかけて18,983円23銭の+73円97銭で引けた。
本日の8時50分に日銀が発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)で先行きの景況感の悪化が明らかとなり、上値の重い展開から売りから先行の相場展開となった。また、1万9千円超えのところで、上値が重く、やれやれ売りに押されて最終的に値を下げた。
個別銘柄では、任天堂<7974>とOLC<4661>が上昇した。また、東エレク<8035>は年初来高値を更新し、セブン&アイ<3382>も上げた。
さらに東ガス<9531>や薬品のアステラス<4503>も高く、NTT<9431>やキリン<2503>も買われた。
一方値をさげたものとして東芝<6502>が大幅安となり。ソニー<6758>や第一生命<8750>も下げた。また、りそなHD<8308>や三菱商<8058>も下げて、KDDI<9433>と自動車のマツダ<7261>が売られる。
-------------------------------------------------------------
・日経平均株価 1万8,983円23銭(+73円97銭)
・TOPIX株価指数 1,517円03銭(+4円43銭)
・値上がり銘柄数1,087/値下がり銘柄数804/変らず121
・出来高20億1,502万株
・売買代金2兆2,691億円
・JASDAQ平均 3,038.44(▲7.40)
・マザ-ズ平均 1,063.28(▲7.61)
日本の株式市場は、日本独特の個別銘柄から来る材料がないと、いつもアメリカの相場の影響を色濃く受けてきた。本日は為替相場も無風状態で前週末と比べても10セントのドル高/円安水準でほぼ無風状態となり、先週末のアメリカニュ-ヨ-クの株式市場の状況をそのままに日本のマ-ケットが開始された。
今朝は、取引始まる前に日銀が発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)で先行きの景況感の悪化が明らかとなり、売り先行で始まったが材料に乏しい中で買われて1万9千円台まで株価が伸びるが、さすがに上値が重く、その後売り込まれる場面もあったが、最終的には小高く引けている。
十数年前からアメリカがくしゃみをしたら日本は風邪を引くのたとえのとおり、日本のマ-ケットはアメリカニュ-ヨ-クのマ-ケットの影響を相変わらず受けていてなかなか日本独自の材料だけで市場環境は三十数年来この構図は全く変わっていない。
もちろんロンドン市況の影響も以前は世界的な情報の発信源としては機能してきていたが、イギリスがEUから独立すると言うニュ-スから、最近ではロンドン市場の影響は殆ど受けることが無くなった。こういうことはロンドン市場が地盤沈下がますます色濃くなってきている証拠である。やはり市場関係者もシマッタ-という面持ちだろう。今日はこれからの推奨銘柄は、本日に限りお休みとする。市場自体になんら変化を感じられない日でありました。